【販売終了、替わり品Core9032a】
【加熱LIPタイプ】
表面実装部品の高温での形状変化特性をつかみましょう。
表面実装部品は、鉛フリー化に伴い従来よりも高い温度での実装となっています。高温での実装は、部品に今までにない大きな温度ストレスを加えることになります。温度ストレスは表面実装部品の形状変化として現れます。このような形状変化を把握していないと、実装時に足浮きを起こし、製作基板全体を不良としてしまいます。
大量生産される基板での不良は製造ラインを止めてしまったり、完成品でのトラブルの原因となり、メーカに予想できない程の大きな損害を起こしてしまいます。
本製品は、たった1つの表面実装部品の温度変化による装置全体のトラブルを解決することができます。
表面実装部品の基本的な構造
● 表面実装部品は導体(金属)と絶縁体(樹脂)などで構成されています。
● 加熱時に樹脂部分が特にストレスを受けて形状変化が起きます。
加熱時の形状変化をリアルに捉える
表面実装部品の基板製造工程では、 フロー炉による温度プロリフ イルァ (時間と温度の管理)により行われています。
そこで表面実装部品をリフロー炉と同等の温度プロファイルで管理し、フラットなガラス面を基準とした測定をすることで、部品の実装時に起こる形状変化がリアルタイムに把握できます。ガラス透過式測定によってリアルな高温加熱特性が初めて測定可能になりました。
core9031aの工夫とその性能
ガラス透過式測定と温度プロファイル測定の融合により実装時の正確な形状変化を測定。
温度プロファイルは、実装されるリフロー炉装置の性能が必要となります。このため急速な加熱が求められています。この状態を再現するために、core9031aでは、対流加熱方式を採用し、目標温度に到達する時間や目標温度到達後でのオーバシュート、ハンチィング、安定性、定常偏差を抑えた、高度な制御ユニットを開発しました。